「ゲーム依存症」「ゲーム障害」という語句を聞いたことがあると思いますが、
世界保健機関(WHO)は、2017年末から「病気」として認定するそうです。
参照:WHOがゲーム依存症を「病気」として認定する方向へ 世界中で多くても20%の方が該当するそう
そして、2019年5月25日、ついに「ゲーム障害」は、
国際疾病として正式に「病気」として認定されるようになりました。
<1>,「ゲーム障害」とは?
名前は聞いたことがあっても、
その本来の意味を知る方は案外少ないのかもしれません。
「ゲーム障害」とは、いわば「ゲームがやめられない」と同じ意味です。
といっても、「ゲームプレイばかりしている」状態とはまた別であり、
「ゲームをやめるべきでもやめられない」という自制心が働かない状態を指します。
もっと言えば、ゲームがやめられないで挙句、
社会生活に重大な支障が出てしまった場合に
「ゲーム障害」という精神疾患になるわけです。
<2>,ゲーム障害になる条件
では、どういった条件が「ゲーム障害」とみなされるのでしょうか?
その条件の例を以下に示します。
・ゲームをする時間や頻度を自ら制御できない
・ゲームを最優先する
・問題が起きているのに続ける
他にも色んな条件が出てきますが、それらが1年以上続くと、
「ゲーム障害」という精神疾病が認められます。
もし、「ゲーム障害」が起こると、
「朝が起きられない」「人や物に当たる」といった問題が起こり得ます。
実際に2002年では、韓国でゲームやり過ぎによる死亡事故も起こっています。
<3>,ゲーム障害に対する治療と対策
「ゲーム障害」が、WHOから「病気」と認定された以上、
WHOはゲーム障害に対して、治療研究を積極的に行う方向性を示しています。
ゲーム障害の患者たちは、会社や学校を休んで病院で治療を専念したり、
もっと上手いこといけば、保険会社の治療費払いになる可能性もあります。
世界的にもゲーム障害を取り扱う医療機関が少ないのが現実で、
今後の普及計画も立てなければなりません。
ゲーム障害者が増加すれば、ゲームのコンテンツ等の見直しもしなければならず、
もしかすると、ゲームにとってやや不利な面が出てくる影響もあります。
ゲーム障害者が増えるにしても、ゲームコンテンツの見直しにしても、
ゲームプレイする際にはあらかじめどのくらいまでプレイするための計画を
視野に入れるべきだと考えております!
そうすれば、ゲーム障害という問題にはならないはずです!