前回、世界保健機関(WHO)が、ゲーム依存症に対して「病気」と定義づけておりました!
参照:WHOがゲーム依存症を「病気」として認定する方向へ 世界中で多くても20%の方が該当するそう
WHOは、ゲーム依存症について「人生における他の関心事よりもゲームを優先させる症状」と定義づけられています。
それが1年以上続けば、「病気」として認定されるとのことです。さらに、WHOはゲーム依存症に対しての追加情報も発表しております!
それに対して、エンタ―メイトソフトウェア協会(ESA)は、猛烈な怒りを感じているとのことです!
WHOからのゲーム依存症の追加情報とは? そして、ESAからの異論とは一体何なのでしょうか!?
<1>,WHOの「ゲーム依存症」の追加情報
前回はWHOがゲーム依存症と病気の関連性について、基本的な部分を取り挙げてきました。
しかし、今回ゲーム依存症と「病気」を関連づける新たな情報が入ってきました!
それは、ゲーム依存症がギャンブル依存症と同じく、「ICD-11」内の「嗜癖行動症群」に加わる可能性があるとのことです。
「嗜癖行動症群」(しへきこうどうしょうぐん)とは、ある特定のものに対しての行動を特に好むという意味を持っており、
それを日常生活の妨げになるほど好んで行動することに対して指す言葉になります。
ギャンブル依存症は精神疾患として国際的に認められており、上記のことからゲーム依存症もそれと同じ扱いにされる可能性が出てきています。
<2>,ESAがゲーム依存症の病気説に猛反対
ESAは、WHOの病気の1つである「精神疾患」扱いについて、大いに反対しております!
そして、ESAはゲームに対して、
熱心なスポーツファンやあらゆるエンターテインメントの消費者と同じく、ゲーマーも情熱と共に時間かけてその身を捧げている
そう強い主張をしました。完全にWHOのゲーム依存症の病気説について異論を唱えているのが分かります。
さらにはESAの意見からはこんなことも・・・
WHOがゲーム依存症を病気として認定させることは、社交不安障害やうつ病のような他の精神疾患に対しての問題を軽視している
そのように、奥深い主張をしておりました。
<3>,今後の動向に注目
ゲーム依存症について、WHOとESAのやりとりを上記にとり挙げましたが、正直まだ表面的な部分しか分かっておりません。
WHOはすぐにはゲーム依存症を病気として認めるつもりは無いようですが、その理由や詳細について述べて欲しいと考えております。
ESAも反対意見を述べていましたが、その根拠についても見逃せません! 一体どのようなやり取りが出てくるのか、今後の動向に注目しておきたいところです!