任天堂はここ数年スマホゲームにも着手しております!
参照:任天堂の古川俊太郎社長のビジョン それはスマホ向け事業を収益の柱の1つにすること!
「スーパーマリオラン」や「どうぶつの森」などコンシューマーゲーム出身のソフトが、
スマホゲームとしてもプレイできるようになったことにより話題を呼んでいます。
しかし、任天堂はスマホゲームの提携先に対して「ある要請」をしております。
それが原因で少し問題になっているようです。
<1>,提携先への要請は「過度な課金の抑制」!
任天堂のスマホゲーム開発会社、つまり提携先に対してある要請をしています。
それは「過度な課金をしすぎない」ということです!
プレイヤーがアイテム購入のために課金しすぎてしまうと、
任天堂のブランドイメージを損なうことになるため、課金に対する調整するように求めたとのことです。
スマホゲーム提携先の例として、スーパーマリオランやどうぶつの森は「DeNA」、
ドラガリアロストは「サイゲームス」が挙げられています。
<2>,任天堂がスマホゲーム運営における目的
契約するにあたっての収益配分は、
ゲームの進行を助ける消費アイテムや特別なキャラクターを獲得するためのガチャに対する課金が多いほど、
パートナー企業も潤う仕組みになっております。
ただ、任天堂は今でいうニンテンドースイッチといったコンシューマーゲームがメインなので、
スマホゲームはあくまでもコンシューマーゲームの愛着感を高めるための手段なのだといいます。
そういう意味では、「スマホゲームでの過度な課金」はタブーと考えているようです。
<3>,スマホゲームの利益は案外苦戦している
任天堂のスマホゲームは人気のあるイメージが強いですが、
実は収益面では案外苦戦しているそうです。その苦戦している模様をゲームごとにみていきます。
①,ドラガリアロスト
「ドラガリアロスト」を、任天堂と共同開発した「サイバーエージェント」は、
収益が期待外れであり、2019年1月には17年ぶりに通期業績予想を大幅に縮小したのだそうです。
プレイヤー数は増加してても、1人あたりの収益は予想を下回っています。
本ゲームは、2018年9月に配信されましたが、
配信当時何人かのプレイヤーが、レアキャラを引くことが難しい、
つまりガチャの排出率が低すぎるという不満の声を出していました。
その様子を知った任天堂は、
あまりプレイヤーに課金による出費をさせないようにと釘を刺しておいたようです。
②,スーパーマリオラン & どうぶつの森 ポケットキャンプ
「スーパーマリオラン」と「どうぶつの森 ポケットキャンプ」は、
任天堂とDeNAが共同開発してきたスマホゲームです。
しかし、2019年3月期第3四半期業績報告では、スマホゲーム事業の苦戦を発表していました。
特に「スーパーマリオラン」は、元々買い切りでの購入であり、ゲーム内での課金は一切無いことから、
大した収益は得られてないということは以前からお話が挙がっていました。
ただ、あまりにも課金を抑えすぎると却ってスマホゲーム提携先も大きな損失を生むリスクが出てくるので、
慎重なお話合いが重要になってくるのではないでしょうか?
任天堂は、スマホゲーム開発会社に連絡を取っていることを認めつつも、
お客さまに質の高い娯楽を提供するために様々なことを話し合うようにしていく方針です!