パーソルキャリアは、転職支援サービス「doda」を通じて、20~59歳のビジネスパーソンの平均残業時間のを調査しました。
残業時間に関することで最も気になる項目の1つが、「職種の中でどこが最も残業時間が多いのか」だと思います。
そこで、今回は「残業時間が多い職種ランキング」のトップ10を表示しました!
<1>,残業時間が多い職種ランキングトップ10
左から「順位」「職種」「残業時間/月」を表示していきます。
第1位 ゲーム 製作・開発 45.3時間
第2位 インターネット/広告/メディア 42.4時間
第3位 建築施工管理 41.5時間
第4位 ビジネスコンサルタント 40.5時間
第5位 設備施工管理 39.4時間
第6位 調理/ホールスタッフ/フロアスタッフ 38.0時間
第7位 人材サービス・アウトソーシング 37.0時間
コールセンター
第8位 構造設計 36.8時間
第9位 機械設計/金型設計/光学設計 36.4時間
第10位 ファッション(アパレル・アクセサリー) 36.3時間
上記のランキングで最も残業時間が多い職種は、なんと我々の愛する「ゲーム業界」だったのです!
月間における平均残業時間は45.3時間です。
1ヵ月の出勤を20日間として、1日あたりの残業時間は2時間16分という過酷な労働時間が浮き彫りとなっております。
では、どうして「ゲーム制作・開発」が、職種の中で残業時間の最も多いのでしょうか?
<2>,スマホゲームの日々の開発・メンテ
その原因は、今流行りのスマートフォンのゲームアプリ(以下略:スマホゲーム)の普及にあります。
スマホゲームが普及するにつれて、その人口も大幅に増加していきます。
スマホゲームでは、基本無料で提供されているのがほとんどであり、
日に日に開発したり、途中でメンテナンスを行うシステムなので、多数いるプレイヤーへの素早い対応が求められます。
スマホゲームは、毎日、あるいは週一で新システムのアップロードも行う必要があり、それにかける時間はそう少なくありません。
また、プレイ中に何かしらの不具合が起こるもので、不具合が出た時点ですぐに対応しなければなりません。
プレイヤーは、メンテナンスでゲーム出来ない時に直面したことは必ず1度は有るかと思います。
ゲームプレイ出来ない間、画面の向こうではゲーム開発者が汗水垂らして頑張っているわけです。
<3>,ゲームプレイするのと、開発するのとでは全然違う
言うまでも有りませんが、ゲームプレイするのとゲームを制作・開発するのとでは全然違います!
小学生の頃、「ゲームが好きだから、将来はゲームを作る仕事をしたい」と思った方も多いのではないのでしょうか?
しかし、上記のとおり、ゲームを作る仕事(制作・開発)は過酷であり、残業時間の長さを乗り越えて、
サービス残業まで仕事していることもザラではないようです。
いくらゲーム好きとはいえ、職種に就くことは避けておいた方が良いでしょう。
これが現実です!