スウェーデン・カロリンスカ研究所のトルケル・クリンベリさんが、
テレビゲームをよく遊ぶ子供たちほど、
知能が高くなることを公表しました!
とは言いつつも、ゲームによる知能の差異はそこまで変わらず、
大したことないように思われています。
しかし、この研究においては、
遺伝子や社会経済的背景の影響が考慮されており、
その意味でも注目すべき結果だと言われています。
その根拠とは、一体どういったものなのでしょうか?
<1>,テレビゲームで遊ぶ子供たちのIQスコアが上昇!
米国で行われた脳の発達と
子供の健康に関する長期的研究に参加した米国で暮らす
9~10歳の子供9855人を対象に、
彼らの「画面を見ている時間(スクリーンタイム)」が分析されています。
それによると、子供たちのスクリーンタイムは以下の通りです。
・テレビ・動画視聴・・・2時間30分
・テレビゲーム・・・・・1時間
・SNS・・・・・・・・・30分
しかし、注目すべき研究結果は、最初の研究から2年後のデータです!
それによると、テレビゲームをよく遊んでいた子供たちは、
IQスコアが平均よりも2.5ポイントも高くなっていることが分かりました!
一方、テレビ・動画視聴やSNSをよく活用していた子供たちは、
IQスコアは上昇や降下することは無かったという結果が出ました!
<2>,ゲームは子供の認知機能を向上へ!
以上の結果から、トルケル・クリンベリさんは、
ゲームと認知機能との関連性を以下へ挙げています。
この結果は、一般にスクリーンタイムのせいで
子供の認知能力が損なわれるわけではないという説を裏付けています。
むしろゲームで遊ぶことで知能が高まりすらします。
ゲームプレイをするにあたり、認知機能は上がっていくことが良いのですが、
プレイし過ぎによる悪影響に関しては何も触れられていません。
<3>,今後もゲームに関する研究が必要か
しかし、今回研究で証明されたのは、
「ゲームはIQ・認知機能を向上すること」だけです!
それ以外のゲームプレイに関するメリット・デメリットは特に触れられていませんでした。
例えば、ゲームプレイは運動・睡眠・幸福感・学校の成績など
他の事柄に対してどのような影響があるのかは何も述べられていません。
機会があれば、ゲームに関する影響について研究が進められると良いですね!
すると、ゲームする上での適度さも分かってくるかもしれません!