立命館大学(京都府)には、
ゲーム研究センター(RCGS)が存在しています!
大学は学問を学ぶところなのに、
ゲームに関わるのは正直矛盾に感じる部分もあります!
しかし、その取り組み方については、実に半端ありません!
その様子を紹介しておきます!
<1>,立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)の紹介
RCGSには、映像学部・法学部・情報理工学部などの
複数の学部の教授たちが集まり、
ゲームについて研究する組織として2011年に設立しました!
ゲームとは、「遊び」や「娯楽」のイメージが強いですが、
「文化」「産業」として研究対象も積極的に取り組んでいます!
法学部の教授がゲーム分野の知的財産権、
映像学部の教授がゲーム産業の世界動向をそれぞれ研究しており、
総合大学の強みを活かした取り組み方を実施しております!
<2>,研究室の様子
RCGSの研究室では、ゲームソフトが約1万本、
テレビゲーム機が約150台とかなりの在庫数が存在し、
棚の中にぎっしりと詰まっていました!
コレクションとして保管しているだけではなく、
ゲームの動作などの確認も適宜実施しており、
温度や湿度などの環境も整えるように心がけています。
さまざまな研究に使うためには必要不可欠となっております!
<3>,任天堂からは積極的に支援
1990年代後半からゲーム研究を始めた細井教授は、
立命館大学と同じ地元(京都府)である
ゲーム大手企業「任天堂」から
資料を提供して頂くように呼びかけました!
さらに、任天堂との協力により、他社からも提供を受けたことで、
研究室内のコレクションが充実しました!
その後、整理したゲーム機、ゲームソフト、ゲーム雑誌など
関連資料の情報は現在「RCGSコレクション」として一般公開されています!
<4>,海外との取り組み
ゲーム資料のアーカイブや研究は海外の博物館や大学で活発です!
例えば、北欧では文化研究が進んでおり、
日本発のゲームが世界でも有名になった事例も存在していることから、
研究分野でも存在感を示す計画も立てています!
海外との連携をネットワーク通じて進めていくための1つの手段として、
海外から客員研究員を受け入れております。
カナダのアルバータ大学とゲームに関する国際学会「Replaying Japan」を開き、
日本語と英語で論文を載せる日本のゲーム研究の国際誌を発行しています!
<5>,今後の展開
RCGSは2021年に設立10周年を迎え、2032年までの存続が決まりました!
4月28日(金)に上映の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が
世界中で大ヒットしたおかげで、文化的な影響が大きくなっていきました!
文化、産業、教育ツールという多様な顔を持つゲーム分野を
学問にしていく取り組みがどんどん続けます!
RCGSのゲームに対する研究熱心さに打たれてしまい、
ゲームは遊びだけではないことを改めて学びました!
いつしか、現在や今後に対するゲームへの関心が高まることは間違いありません!