数年前、公道カートの運営会社「株式会社マリカー」が
東京をはじめとする数々の公道で
マリオカートを走っていたのを覚えていますか?
しかし、それを知った株式会社任天堂は
「著作権侵害」と「不正競争防止法違反」により、
株式会社マリカーへの裁判を起こしていました!
それにより、2020年12月で任天堂が勝訴になったことで、
マリカーの運営は余儀なく中止せざるを得ない状況になりました。
参照:マリカー裁判、最高裁判所にて任天堂の勝訴が確定! 裁判での戦いは長かった・・・
その後のマリカーの状況はどのようなものなのでしょうか?
<1>,店舗の状態
マリカーは、カートやコスプレの貸し出しを店舗で行っていました。
店舗を構えていたのは以下の全10店舗です。
・品川(2店舗)
・秋葉原(2店舗)
・渋谷
・東京ベイ
・浅草
・大阪
・京都
・沖縄
そのうち、確認がとれたのは、
秋葉原(2店舗)、浅草店の計3店舗のみでした。
それぞれどのような状態なのでしょうか?
①,秋葉原(2店舗)
秋葉原の2店舗分は、共にシャッターが下ろされており、看板も無い状態でした。
全盛期の賑やかさはどこへ行ったのかと言わんばかりの状態で、
跡形も何も無くなっている状態でした・・・・
②,浅草店
ポスターの表記に「ASAKUSA SAMURAI KART」とあり、
ポスターだけ見れば、マリカーが運営しているように見えます。
と言いつつも、店舗自体はシャッターが下ろされており、
こちらも閉店しているとのことでした。
上記3店舗だけでなく、全店舗閉店しているようで、
もうどこもマリカーの運営はしていないようです。
<2>,マリカー閉店の原因は裁判敗訴だけではない
マリカー閉店が一番大きかったのは、
任天堂との裁判で敗訴になったことです。
しかし、閉店の原因はこれだけではありませんでした。
もう1つの原因は「コロナ禍による外国人の乗客が減った」ことです。
秋葉原店の近隣の方によると、
元々マリカーは外国人による乗客が多かったものの、
20年にコロナ禍が発生してから、外国人の利用者数は激減していきました。
ついには、外国人の乗客もゼロになる日も発生し、
とうとう閉店をせざるを得ない状態になってしまったとのことです。
利用客のほとんどは外国人だっただけに、
コロナ禍によるダメージは相当大きかったそうです。
そうで無くても、任天堂に裁判をかけられた上、
敗訴になった以上、もう運営を続けられる状態では無かったと思われます。