2016年10月下旬、愛知県一宮市で「ポケモンGO」しながら運転してた男性が、小学4年生をはねて死亡事故を起こすという事件がありました。
その死亡事故をきっかけに、一宮市は運転中はポケモンGOを起動させなくするように要請しました。ここまでに至った出来事を振り返ってみましょう。
<1>,愛知県の運転時のポケモンGOの死亡事故とそれ以外の事故の一例
10月26日(水)、愛知県一宮市でポケモンGOをしながら運転していた会社員(36)が、横断歩道を渡っていた小学4年生の男の子(9)をはねて死亡事故を起こしました。
会社員は逮捕され、取り調べの際に「ポケモンGOをしていて、前を見ていなかった」と容疑を認めています。
しかも、普段から運転中にポケモンGOを操作していたことには、遺憾としか言いようがありません。過去にも、ポケモンGOによる死亡事故が起こっているのに・・・
参照:ポケモンGOで日本初の死亡事故発生! ポケモンGOの利用上による注意点
海外でも、歩行者がプレイしながら車にひかれたり、運転中に木にぶつけてしまったりとそれだけでもとんでもない事態であるということを頭に入れてほしいですね。
参照:ポケモンGOのプレイの仕様上問題点がアリ 事故などの悲劇が多発しております!
<2>,一宮市の対策は、運転中はポケモンGOをプレイさせないこと!
今回の死亡事故をきっかけに、一宮市はポケモンGOの制作会社「ナイアンティック」に対して、ポケモンGOを運転中に一切操作させないように要請することに決めました。
元々、ポケモンGOは運転スピードが一定以上に速くなると、「走行中のプレイ禁止」警告が出るようになっております。
しかし、その下に表示されている「私は運転者ではありません」ボタンを押すと、プレイを続行する形になります。
そもそも、歩きスマホが禁止されているにもかかわらず、解除方法が簡単に出来ること自体がおかしいと考えています。
私も他人事とはないと考えています。一宮市も運転中は一切操作出来ないようにするように対策する気持ちがわかります。
<3>,小学4年生の男の子の遺族から
ポケモンGO死亡事故でお亡くなりになった男の子(9)の父親は、今回の死亡事故から一宮市の対応を一通り把握すると以下のように述べていました。
迅速な対応を取ってもらえてありがたい。歩く速度を超えたら一切操作できないようにする規制は必要で、ゲームに限らず、運転中のスマートフォンの操作そのものが危険で、凶器になり得るということをしっかり認識してほしい。
死亡事故で無くなった男の子を考えるとかなり悔やむ気持ちなることはすぐに想像できます。
そう考えると全世界は、ポケモンGOによる死亡はもとより、それによるトラブルを完全に防ぐ対策が必要なのではとつくづく感じるようになりました。