近頃ゲーム業界で話題になっているのが、
ゲームのセーブデータの改造・改行ツールの販売が突然無くなったことです。
セーブデータの改造ツールの例として、「プロアクションリプレイ」や「セーブエディター」があります。
どうして、突然の販売終了になったのでしょうか? その背景には・・・
<1>,不正競争防止法が改正されたため
セーブデータ改造ツールの販売終了の背景には、「不正競争防止法の改正」の存在にあります。
不正競争防止法とは、企業や個人などの事業者間の適正な競争を確保するため、
これを阻害する行為を「不正競争行為」として規定し民事措置や刑事罰を定める法律です。
①,不正競争防止法のどの部分が変わったのか?
その法律の中にある「技術的制限手段」について改正、つまり変更点があります。
技術的制限手段とは、音楽・映画・ゲームソフト・ビジネスソフト等コンテンツの
無断コピーや無断視聴を防止するための技術を指します。
その保護対象として従来では「映像」と「プログラム」だけでしたが、改正後は新たに「データ」が追加されました。
②,法改正で新たに追加された違法行為
「不正競争防止法」の改正により、新しく違法・不正として扱われる行為は以下の3点です。
1,ゲームソフトのセーブデータを改造するツールやプログラムの譲渡等
2,ソフトウェアメーカーが許諾していないシリアルコード、プロダクトキーを単体で
インターネットオークション等に出品したり、インターネットに掲載すること
3,セーブデータの改造代行、ゲーム機器の改造代行を行うこと
特に、上記1と3の存在が、「プロアクションリプレイ」と「セーブエディター」が違法行為していることが分かります。
<2>,公式サイトでセーブエディターを買うことは出来ない
この法改正により、セーブエディターの販売元である「サイバーガジェット」での販売が終了しております。
販売元の公式サイト ⇒ サイバーガジェット
公式サイト上では「セーブエディター」関連商品は全て販売終了となっております。
2018年6月に発売されたばかりの「CYBER セーブエディター(PS4用)16GB USBメモリーセット」も販売終了しております。
どうしても、購入したい場合はAmazonや楽天などのネットショップで販売されていますが、
法改正で違法と認められた以上は、購入すること自体おススメしません。
ゲームのコンプリートしたいがために、早くクリアしたい気持ちが分かりますが、
汚い手を使ってクリアするのと、自分の力で地道な努力の積み重ねでクリアするのとでは達成感が大きく違ってきます。
そういう意味でも、ゲームする際にも真面目に取り組むものだと考えています。