去る4月25日ですが、何の日が知っていますか?
ゲーム業界やゲームに携わる方々ならば、
かなり主要な日だと言うことが分かるかと思います。
4月25日は「中古ゲームソフト訴訟結審の日」です!
今や店頭やネットで中古ゲームソフトが展開されるどころか、
レトロゲームを寄せ集めてソフト1本化するほど
中古ブームになっております!
しかし、今から21年前では、
中古ゲームソフトの販売における裁判が発生していました!
その内容とは、一体どういったものでしょうか?
21年前の出来事
21年前の2002年4月25日、
「中古ゲームソフトの販売は違法」と
大手ゲームメーカーとACCS(コンピューターソフトウェア著作権協会)が、
ARTS(テレビゲームソフトウェア流通協会)への訴えていた裁判が、
原告側の上告を最高裁第一小法廷が棄却したことで結審した日です!
裁判のきっかけは、1998年6~7月にて、
カプコン、スクウェア、ナムコ、コナミ、エニックスなど
大手ゲームメーカー会社が、
中古ゲームソフト販売会社のアクトや上昇に対して、
中古ゲームソフトの販売を止めるように訴えたことが始まりです。
裁判の争点は、ゲームソフトに頒布権、
つまり「映画の著作物」が存在するかどうかというものでした。
判決は「中古ゲームソフト販売側」の勝訴
裁判の結果、中古ゲームソフト販売会社である
アクトや上昇側の勝訴になりました!
決め手は、ゲームソフトは「映画の著作物」だと認めたものの、
ゲームソフトがその性質上「公衆に提示することを目的としない」
特徴であること点から結論づけました。
これは、ゲームソフトだけでなく、
パッケージ販売のDVD-ROMも適用されることになりました。
⇩裁判内容の詳細は以下をご参照下さい⇩
これにて、一時危ぶまれていた中古ゲームソフトの販売も
無事に販売できるようになり、今に至ります。
昔のゲームをプレイしたいという思いから
中古のゲームソフトを購入する方が多くいらっしゃいます。
勝訴したことで、ゲーム業界は活発なままです!