現在、ニンテンドースイッチを生産にするにあたって、
任天堂の古川社長は「困難」であることが示唆されました。
その理由については以下に記載いたします!
<1>,半導体不足や輸送スケジュールの遅延が原因
ニンテンドースイッチの生産が困難である理由は、2点存在します。
①,半導体不足
ニンテンドースイッチを生産するために
必要な部品の1つ「半導体」は以前不足していると言われていますが、
その状況は変わりありません。
参照:ニンテンドースイッチが2022年の年初以降に減産か 世界的に半導体不足と物流の混乱が影響
「半導体」が不足してしまうと、ニンテンドースイッチの生産が出来ません。
その影響により、減産につながるという事態が発生しかねないのです!
②,上海のロックダウンによる輸送の遅延
2022年春頃、中国・上海が大都市ロックダウンを行ったことにより
経済活動を止めていた大国の影響が大きくなっているからです。
中国はニンテンドースイッチの生産として不可欠な国というのもあり、
生産はおろか、生産地から消費地への輸送が混雑して
全体的にスケジュールが遅れる状態に陥っております。
このような状況の解消にはしばらく時間が掛かる見込みであり、
ニンテンドースイッチの品薄がすぐに解消されるものでは無さそうです。
<2>,ニンテンドースイッチの生産目途
上記<1>のような状況を踏まえて、
任天堂の古川社長はニンテンドースイッチの生産目途について語りました。
現在、2022年内の生産目途は付いているそうです。
逆に言えば、2023年以降の生産は不透明な部分が大きいとのことです。
その根拠の1つとして捉えられているのは、
任天堂は2023年3月期のニンテンドースイッチの販売計画を2100万台としていますが、
この計画を達成できるかは微妙になっているようです。
任天堂の利益はニンテンドースイッチが大きくカギを握っており、
もし、2023年度以降の生産が不利に傾くとなれば、
減益も大きく影響するのだそうです。
ニンテンドースイッチを2017年に発売してから、
任天堂の純利益は3倍にも拡大しましたが、
現状から生産困難が直面しつつあるため、
23年3月期の純利益は前期比29%減と、2期連続の減益を見込んでいるようです。
今のところ、具体的な対策案が公表されていないため、
心配要素は大きいですが、任天堂の今後の見方には注目しておきたいところです!