10月29日、任天堂に株が大暴落をしてしまいました。
これまで25000円で好調であるかのように見えましたが、
一気に3000円まで下がったのは一体が起こったのか?
その日は、任天堂の新事業に関する発表会の日でしたが、
その時に任天堂は一体何をやらかしたのでしょうか?
<1>,スマホ事業の延期
その日のお話の重要ポイントとなるスマホ事業が、
もうすぐ開発されると世間から大いに期待されていました。
スマホ事業の大きな特徴は3つあり、「任天堂IP接触人口の最大化」・
「スマホ事業の収益化」・「ゲーム専用機事業との相乗効果」です。
また、IPに制限は設けず,スマートデバイスの特性を生かした
任天堂アプリらしいアプリを提供する方向性も示しました。
これまでの任天堂の株が回復してたこともあり、
スマホ事業に関してはかなり期待されていました。
しかし、その有頂天に大きな激震情報が降りかかりました。
それは、アプリの第1弾のリリースが当初2015年内だったのが、
なんと2016年3月に延期し、2017年3月に5タイトル投入という
かなり時間のかかるスケジュールを示しました。
会社の都合なので仕方がない部分も含まれますが、
1回発表しておきながら、あとで延期と告げたのが
大きなダメージにつながったといえるでしょう。
私もスマホゲームをたくさんプレイしてるだけに、
日頃から3DSをプレイしまくっている任天堂関連を採り入れれば、
私にとっても、大きな楽しみだと考えられます。
そういう意味では私にとっても残念で仕方がありません。
<2>,新社長・君島達己氏による「NX」の方向性
今年3月に発表された任天堂の次世代ゲーム機「NX」ですが、
10月29日の説明会では、故・岩田氏の後継者となった
君島達己氏がNXの方向性を新たに示しました。
それは3つの問いに対して、君島氏は以下のように答えました。
・3年後の任天堂の理想像は?
ポテンシャルは最高益まである。
「Wii」や「DS」の商売をしていたころが上限とも思っていない。
・新型ゲーム機「NX」の発売時期や成功の条件は?
来年説明できる。NXだから遊べるゲームを開発し、全く新しい体験を提供する。
・NXのビジネスはどれくらいの規模になると考えていますか?
いまの「3DS」や「WiiU」以上のスピードで売り上げていきたい。
3つの回答を見ると、どれもこれも具体性が見えておらず、
今年3月にNXに発表されたときから全く前進してないように思います。
また、新社長の君島氏は銀行業界の出身の方であり、
ゲーム開発については全く経験しておりません。
それを考えると2つ目の回答である「来年説明できる」のが、
もっと先延ばししそうな予感です。
岩田氏が急逝されてしまい、
任天堂にとってはかなりの不運なのは分かりますが、
これではしばらくゲームファンからの
信頼が得られるのは時間の問題でしょうか?
こればかりは任天堂たちの
日々の努力が報われる時が来るのを心からお祈りします。
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