ニンテンドースイッチソフト
「ポケットモンスター ソード・シールド」に登場するポケモンを、
お客さんが求めるデータに改ざんや販売したことが発覚し、
無職男性(23)が不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
その実態を見ていきます。
<1>,ポケモン改ざんの内容
ポケモンの改ざんの内容ですが、
男性はインターネットの販売サイトにて
「好きなポケモン1匹500円」などのうたい文句を書き込み、
お客さんの要望に応じて、色違いなどの希少なモンスターや、
通常ではあり得ない能力を持ったモンスターなどの
データの制作や販売を繰り返し行っていました。
2020年11月までの約1年間に約115万円の利益を得ていたようです。
その容疑に対して、男性は認めているとのことです。
<2>,逮捕の決め手は改ざんされた「メッソン」を販売
逮捕の決め手となったのは、2020年4月に
不正に利益を求める目的で本ソフトに登場するポケモン「メッソン」を、
京都市の男性会社員(36)に4,400円で販売させたことです。
上のメッソンですが、改ざんされた部分は以下の部分です。
・メッソンが「色違い」
・もちものが「マスターボール」
・状態が「ポケルス」
販売させた男性も悪いですが、不正で購入した会社員男性も悪いです。
会社員男性のその後は不明ですが、
恐らく警察に事情聴取されるだろうと思われます。
<3>,不正改造に利用された押収物
「ポケモン ソード・シールド」のポケモンの改ざんと販売で
男性が使用された押収物は以下の通りです。
押収物の中身は明示されていませんが、
ゲームソフトやスイッチはもちろんのこと、
パソコン、スマホ、SDカード、ピンセット等が見られます。
改ざんの手口等は不正流用防止のためか明らかにはしていません。
昔と比べると、ポケモンゲームの不正や改ざんは、
ソフトの開発者や製作者の対策によりかなり強化されていましたが、
男性はその部分をかいくぐり、不正を働いてしまいました。
せっかく、ポケモンを楽しくプレイしている方にとっては、
非常に残念な結果となりました。この逮捕と摘発により、
今後とも不正が無くなることを祈っております。