バトルロイヤルの大人気のスマホゲーム「フォートナイト」が、
Google PlayとApp Storeから削除されました。
2018年3月にiOS版、2020年4月にAndroid版で配信開始されました。
2019年の売上は、ゲーム史上最高の1.8億ドルを記録し、2年首位を獲得しました。
そう考えると大人気ゲームとしての地位を占め、
今後も続くだろうと言えるほどのゲームなのに、
どうして、両ストアページから削除されたのでしょうか?
<1>,「EPIC ディレクトペイメント」がガイドライン違反したため
フォートナイトの運営ゲーム会社「Epic Games」が、
独自の課金システム「EPIC ディレクトペイメント」を先日実装しました。
EPIC ディレクトペイメントは、
App StoreやGoogle Playを通さずにお支払いができる独自なシステムです。
フォートナイトのゲーム内通貨「V-Bucks」を購入する際に、
従来のApp StoreやGoogle Playを経由して支払う場合と比較すると、
最大20%の割引を受けられるというシステムがあります。
しかし、App Storeを運営してるAppleと、
Google Playを運営してるGoogleの両ストアは、
この独自の支払いシステムがガイドラインに接触してるとのことで、
今回の配信停止に至ったわけです。
<2>,Epic Games社がApple社に訴訟
このガイドライン違反によるストア削除を受けて、
運営会社のEpic Games社は、Apple社に対して訴訟しました。
訴訟のきっかけは、「プラットフォーム税」にあります!
これは、Appleのようなプラットフォーム事業者側が、
アプリのソフトやサービスの売上から利用料として
自動的に徴収する30%の取り分としており、
取り分の割合はこれがスタンダードと言われています。
しかし、Epic Games社はその取り分は多すぎると反対し、
独自のゲームストア「Epic Gamesストア」では、取り分を12%を徴収しています。
このプラットフォーム税の食い違いが、
ガイドライン違反や訴訟へとつながったわけです!
<3>,フォートナイトの復帰は未定
ガイドライン違反により、iOS版とAndroid版「フォートナイト」は、
現在ストア内では表示・配信されてない状態で、
復帰も未定となっております。
しかし、争点となっている「プラットフォーム税」で、
Epic Games社が勝利すれば、ひょっとすると再び配信される時が来るかもしれません。
大人気ゲームだけに、再びプレイして欲しいと願うプレイヤーが多いはずです!
それだけに、復活を大きく期待するようにしておきましょう!