デジモン20周年記念の特別商品「デジタルモンスター ART BOOK Ver.1~5&20th」が手元に届きました!
参照:「デジタルモンスター ART BOOK Ver.1~5&20th」 全150体以上のデジモンの公式イラスト&設定画集の本が登場!
ついにデジモンの歴史が見れるようになると分かれば、ウキウキ気分になってしまいます!
ひとまず、全ページ目を通すと今までの登場してきた携帯玩具ゲーム「デジタルモンスター」のモンスターの紹介や進化ページが載っていました。
モンスターの紹介欄以外で気になったのがデジモンが企画上に登場する前に別のタイトル名があったということです!
<1>,デジモンの前身名「カプセルザウルス」!
現在は「デジタルモンスター」としてメディア上に登場していますが、その前身名は「カプセルザウルス」だったのです!
作るきっかけは、「バトル」要素を加えた「たまごっち」の男の子版として開発が始まりました。
更には食事・トイレなどの世話・育成要素も取り入れており、変身して姿が変わるという点ではデジモンと同じシステムでした。
「カプセルザウルス」はお蔵入りになりましたが、「育成」「変身」「バトル」とデジモンと変わらない3大要素がありました。
それらをがっつり見ていきましょう!
<2>,「カプセルモンスター」の3大要素
①,育成
上記画像は、企画書内で作成されたものであり、メディア上では露出しておりません。
育成面では「ニク」「クサ」「キノミ」の3種類の食事があり、与える量によって成長スピードや進化先に影響するような仕組みになっていました。
トレーニングもあり、ランダムに出てくるモンスターを叩く「モグラたたき」形式のゲームが挙がっておりましたが、ボツになりました。
他には「ラッキー度」や「身長」とデジモンには無い細かい設定されていたとのことです。
②,変身
「進化」ではなく当時は「変身」と呼ばれておりました。
進化段階の呼び名も若干異なり、第Ⅰ世代(スライム状態)、第Ⅱ世代(成長期)、第Ⅲ世代(成熟期)、第Ⅳ世代(完全体)と呼ばれていました。
変身後の能力変化についても特殊的な部分があり、第Ⅳ世代つまり完全体に変身する際には、
攻撃力が衰える代わりに「奥義」が使えるという細かい設定もされていました。
③,バトル
バトルはデジモンと同じく「オートシステム」が採用されていました。バトルシステムについては大きな変化点はありませんでした。
ただ、画面上に「必殺技名」が表示されたり、通信する際には「コネクターアップ!」や「アクセス!」などの専門用語が用意されていました。
さらには、数字で残りHPを表示させて、勝ち負けの判定する仕組みであったことから、バトルについては細かい設定に力を入れていたようです。
<2>,モンスターデザインがシンプルだった!
下の画像は「カプセルザウルス」用として用意されてたモンスターでした。
デジモンとは違って、全体的に形に丸みがあり、似たような形が多かったことから、シンプルさを中心とした作りになっていました。
モンスターの属性や特徴も付加されており、モンスターの色もそれに合うように分かりやすく設定されていました。
ただ、モンスターの名前は設定されておらず、そのままお蔵入りになってしまいました。
名前きめる前に、「デジモン」としてテーマ軸に変更されたため、モンスター面ではそこまで作り込みされていなかったものと考えられます。
<3>,「カプセルザウルス」の本体デザイン
タイトル名が「カプセル」だけに、本体デザインは「カプセルタイプ」、あるいは「オリタイプ」として提案されていました。
名前は「カプセル」ですが、「檻」としての意味合いが強くなり、液晶画面には実際に格子が付いており、開け閉めできるようになっておりました。
バトルやお世話する際には、格子を開けて操作するという具合で進めるつもりだったのでしょう。
ただ、開けっ放しにするとモンスターが逃げるという面白い設定もされていたようです。
ただ、格子で開け閉めが面倒で、故障した時は遊べなくなることから、最終的にこの案はボツになりました。
デジモンの前身名だった「カプセルザウルス」はいかがでしたでしょうか?
システムについては「デジモン」とあまり変わりありませんが、
カプセルザウルスの方が1つ1つの要素に対して、より細かい設定されていたイメージが強かったように見えます。
でも、あまり細かすぎるとプレイヤーが遊びにくくなることを想定したのか、デジモンではその細かい部分が排除されて、シンプル仕様に至ったのでしょう!
正直、デジモン仕様のままで良かったと思っています!